2019-03-03

実務が不安な人が陥りがちな思い込み

これから開業する多くの方は、実務が不安と考えている人が多いと思います。

行政書士の経営では、集客とともに実務も重要ですからね。お客様の質問に流暢に答えられないと依頼を逃してしまう可能性もありますし。

ただ、開業して数ヵ月後になっても全然仕事が増えないと、結構陥りがちな思い込みをする人がいらっしゃいます。

それは「実務が不安で詳しくないから集客できない」と思い込んでしまうこと。

こうなると今まで以上に実務セミナーに参加したり、あらゆる業務の実務の勉強を始めてしまう人がいます。

実際に私の知人にもいらっしゃいました。そして、さらに悩んでしまうと、行政書士だけの資格だけではダメだと考え、社会保険労務士の資格取得などを目指そうとします。

ただ私が思うに、仕事が増えないのは、実務が原因ではないんですよね。仕事が来ないときや預貯金がどしどし減っていく時期は、考え方や視野が狭くなってしまうせいか、不思議と「実務ができる=仕事が増える」と思ってしまうのです。

もちろん、冒頭に書いたように、実務があやふやで、お客様に聞かれたことが答えられなくて、お客様のほうが不安になり、依頼を逃していることもあるかもしれません。

でも、それだからといって、さらに実務セミナーに参加したり、書籍でもっともっと学習しなければということではありません。

友人の中に開業して2年ぐらい掛かって、ようやく集客が大切だということが理解した行政書士さんがいます。

なぜそれが理解できたかというと、本当に預貯金が底をついたから。

「そうなる前に気づいてよ」なんて思ったのですが、個人事業主ゆえの毎日の不安との戦いのなかで、一番重要であろう集客が直視できなかったんですよね。

とくに行政書士さんの場合は、資格さえあれば依頼がくるだろうぐらいに思っている人もいますので。

その行政書士さんも資格があって実務に精通していれば、お客さんはなんとかなると思い込んでいたそうです。

実務が詳しいことは、非常に強い武器になることは間違いないのですが、だからといって集客をおろそかにしていると、来る依頼も来ません。いくら実務セミナーに参加しまくっても、書籍を読みあさっても、直接集客にはつながりません。

大げさに書くと「実務ができない=仕事がこない」ではありませんからね。

実務セミナーや書籍で覚えたことと、実践で経験することは、たぶん大きな大きな違いがありますので、実務が不安、わからないといって、実務セミナーばかり受けずに、しっかり集客して実践で経験しながら覚えていくのがよろしいかと思います。


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