あなたの市場価値はどれくらい?
どこかのブログで、民間会社で部長の肩書きなどを歴任して、色々な知識、経験、資格もあるし、まだまだ働けると言うことで、ハローワークに行ったら月給15万円ほどの仕事ばかりで、自身の市場価値を思い知らされたという記事がありました。
こういう記事を読むと、なかなか考えさせられますね。記事の方は別ですが、会社で部長まですれば、人手不足の現在ですから、自分は○○もできるし、○○の経験もある、○○の資格もあるしと、それなりにプライドもできているはずですから、転職活動すれば、それなりに厚待遇で迎えられるかもと思ってしまうかもしれません。
でも、実際には、厚待遇で迎えられるような会社はハローワークでは人材募集はしておらず、どちらかと言えば、人を募集してもなかなか来てもらえない、なおかつ給料も高いとは言えない中小零細企業が多いのかなと思われます。
まぁ、仕方がないですよね。世の中、決して景気がいいとは言えませんから。中小零細企業の社長だって出来れば高い給料を払ってあげたいのはみな同じです。
そう考えると会社を退職して、これから行政書士事務所を開業する人は、物凄く度胸があります。この好景気とは感じることができない今の荒波に真っ向から勝負するんですから。しかも、個人事業主として。
ただ、先程の記事ではありませんが、自分の市場価値は目を背けずに把握しておくことも必要です。以前、現役公務員の方が、行政書士になりたいけど、初月から今と同じ月給40万円はほしいと言ってました。でも、特にこれといった資格はないし、営業経験もありませんでしたので、それは難しいですよとお伝えしたら逆ギレされた記憶があります。結局、退職することはやめたそうですが。
残酷ですが、開業すると今までの会社の経歴、経験はないものと思ってください。市場価値はご自身が思うより相当低いと思った方がよろしいかと思います。
いくら銀行員だったとか公務員だったとか言っても、退職してしまえば、それは過去の話。これからは行政書士としてどれくらい営業ができ、どれくらいお客様との信頼関係が築け、どれくらいお客様の悩み解決ができるかです。
行政書士として開業したら、自分は○○ができる、○○の経験がある、○○の知識があると見知らぬお客様にアピールして、信頼してもらい、あなたのことをファンになってもらう必要があります。そうして、ご自身の市場価値を上げていく必要があります。ただ、頭で考えているより結構難しいですよ。
とりあえず、あなたの市場価値、今はどれくらいか考えてみてください。たぶん、思い知らされますので。
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