退職代行手続きってどうなの?
つい最近、テレビのニュース番組でも取り上げられていた「退職代行」。その時は限られた企業が代行業務を扱っていたけど、テレビで取り上げられるや否や、企業や士業の参入が相次いでいるそうです。もちろん、行政書士事務所も。
そんな中、昨日のniftyニュースのspa!中に「退職代行業が乱立し、弁護士や司法書士や行政書士なども参入 違法スレスレな場合も」というニュースが。
要は代理交渉のできない行政書士の参入が目立ってきていると言うことです。
「退職代行 行政書士」でググると残念ながら行政書士事務所がいくつか出てきます。
はっきり言います。新人行政書士が開業して直ぐに仕事をバンバン取ることは至難の技です。でも、だからといって、これから開業するあなたは、間違っても安易に退職代行のようなグレーな業務に参入するのはオススメできません。
しかも報酬額が3万円程度です。この程度でグレーの領域に入ってはいけません。まぁ、報酬額の問題ではありませんが。
以前から書いているように、行政書士は行政手続きのエキスパートです。いうまでもなく、省庁、都道府県庁、市町村役場への提出書類作成のエキスパートなのです。
特に許認可申請の建設業許可や産廃などは行政書士の王道です。弁護士でもなく、司法書士でもなく、社労士でもなく、当然のように行政書士さんの仕事なのです。
また、4月からの入管改正法も行政書士にとってはこの上ない追い風です。しかも、建設業許可も産廃も就労ビザも報酬は1件10万円を越えるはずです。こんなオススメな業務があるにも関わらず、グレーな退職代行に関わるのはオススメできないのです。
開業しても仕事が取れないと悩んでいる行政書士さん、やることやってますか?
- ホームページをお客様目線で作り込む
- お客様に有益なブログを書き続ける
- Yahooやグーグルのリスティング広告
- フェースブック広告(費用が安いですよ)
- youtubeで情報発信
- DM、FAXDMでアポ取り
- 地域密着を掲げてチラシ配布
- 売る仕組みを作り見込み客を集める
- 見込み客へのメルマガでの情報発信
ざっと思い付いたものだけを書いていますが、これらをやってますか?ひとつでも多く実践しないとお客様からの依頼は見込めませんよ。
安易に需要がありそうだからとか流行っているという理由だけで、グレーな業務に参入するより、上記の集客を実践して、王道である許認可申請の業務をやりましょう。その方が事務所運営の軌道に早く乗れます。
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