預貯金は大切です。開業に向けて今から貯めておきましょう。
行政書士はビジネスですので、お金を稼ぐことが目的です。
でも、開業する人の多くが預貯金が乏しい状態で挑みます。しかも頭の中は不思議と依頼が来たときの想像ばかりが先行します。依頼がこない状態のドン底ってなかなか想像に至らないんですよね。
それで結局、宣伝費用もなく一年ぐらい全く依頼がなく、お金も底に尽き、とうとう身動きが取れない状態になります。
まぁ、サンプル的には数は多くないですが、このような状態になってからご相談にいらっしゃる人もいました。もっと早く相談してくれれば良かったのに、なんて思うこともありましたからね。
ただ、依頼がない、広告費がない、身動きが取れないなど、その根底にあるものは、ほぼ、お金がないということです。お金がないと生活自体が苦しくなりますので、本当に何もできなくなります。
しかも、お金がなくなると気持ちまで窮屈になり、人の批判を始めたり、行政書士なんてやっぱり食えない、なんて言い出すこともあります。
飲食店などの開業の場合、設備費など、多くの資金が必要ですが、行政書士は最低限登録費用さえあれば、開業だけはできます。でも、それだからといって資金を貯めることなく開業するのは非常に危険です。
以前、登録費用がなくて親に借りるという人もいらっしゃいましたが、流石にそれでは、これからビジネスを始める人としてはいかがなものかと思われます。
ですので、開業前の今から、最悪の自体を想定してお金を貯めておきましょう。
ただし、1年分の生活費ぐらい貯めましょうと言ってはいますが、出ていくお金は想像に以上に早くなくなります。あと数か月で底をつく、なんて悲痛な叫びも実際に聞いています。真面目に3年ぐらいの生活費ぐらいあると心は安定しますよ。
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