起業しないほうが良いと思われる人、37の原因?
現役の役所勤めの知人から「行政書士になりたい」という話がありました。
理由は詳しくはお聞きしませんでしたが、簡単にいうと「自分の意志で、やりがいがあることをしたい」ということでした。
でも、話が進むにつれ、雲行きが怪しくなってきました。
なぜなら、話を聞く限り、きっと起業しても「食えない行政書士」まっしぐらが目に見えてしまったからです。
理由はというと・・・
あっ、せっかくなので起業を考えているあなたに伝えます。開業しても「食えない行政書士」まっしぐらの可能性がある原因をさらっと書きますね。
- ホームページやチラシに自分の顔写真が載せられない
- 起業自体が目的となっている
- 取り扱い業務は開業後に決めようと思っている
- あらゆる業務を掲げ、沢山のお客様から依頼をもらいたいと考えている
- マーケティングを学ぼうとしない
- 勉強は好きだけど、学んだことを実践しない
- 一人で全てをしようとする
- 目先のことに拘る
- ここだ!!というときに、お金を投資できない
- 完璧主義
- 預貯金がない
- 儲かりそうと考え、安易なつまみ食いばかり
- 上手くいかないことを全て他人のせいにする
- 「でも」とか「それはちょっと」と否定ばかりする
- 自分の考えを変えない、人の意見を聞かない
- 計画を立てない、行き当たりばったり
- 損して得取れの考えが浮かばない
- 見込み客を集めようとしない
- いきなり自分のサービスを売ろうとする
- 新規のお客様ばかりを得ようとする
- 既存のお客様を大切にしない
- お礼ができない、お礼が言えない
- 自分のことが大好き、自分の話ばかりする
- いつも主語が自分
- 人を誉めること、尊敬することができない
- 他人を羨む、他人を妬む
- 悪口を言う
- メールや電話等、社会人としてのマナーがない
- 行政書士を公共サービスと考えている
- 「皆さんのために」とか「市民のために」と考えている
- 行政書士の資格があれば食えると思っている
- 直ぐに年収1000万円が稼げると思っている
- 他人の月収や年収ばかりが気になる
- 同業者の行政書士さんから仕事を分けてもらおうと考えている
- どこかの行政書士事務所で少し雇ってもらってから独立しようと考えている
- 消去法で残ったのが行政書士での独立、開業
- 行政書士業務を副業程度に考えている
まぁ、だいたいこんな感じでしょうか?
ちなみに、現役公務員の方は要注意してください。役所で実務経験があるからと言って、独立して行政書士で食えるとは限りません。
結構、実務ができる=食えると勘違いしてしまう人が少なからずいらっしゃいます。
現役の公務員さんが独立して2、3年で直ぐに食えるようになるほど、行政書士の商売は甘くはありません。行政書士はビジネスです。
ということで、話を戻しますが、今回は今まで役所にいて顔写真なんて公開したことがないから「顔写真公開なんて到底無理」ということで、もはやこの時点で、ほぼ起業しないほうがよろしいかと伝えました。
もし、本当に起業したら今までの役所の看板はなくなります。その場合、見知らぬお客様は、じゃ、あなたのことをどうやって信用するの?という話になります。
そう、それは「個人」であるあなたのことを信用するしかないのです。でも、顔写真さえ恥ずかしくて載せられないのでは、残念ながら話になりません。
話しを聞いた時点で、本当に起業する気あるの?本当に行政書士で生きて行く覚悟はあるの?と思ってしまいました。
この記事を読んでいる起業を考えているあなたは、まさか「顔写真が載せられない」とか、そんなことはないですよね?
起業は、今までの職場を辞め、税務署に開業届けを出せば、意外と簡単にできますが、開業してからは、あなたが考えている以上に実は大変ですよ。
せっかく開業したのに全然食えなかった、という人は何人も見ています。でも、結局それは全て自己責任です。誰のせいでもありません。
なお、開業して上手く稼いでいる行政書士さんの特徴は、開業する事に迷わず、開業前から既に取扱い業務を決め、売るターゲットも決め、今すぐにでも集客ができる人です。
これを言ってはなんですが、開業、独立する事を誰かに相談している間は、迷っている証拠です。本当に覚悟はできてますか?
また、このブログを読んで、「やっぱり独立は暫くやめておく」と思うぐらいなら、その程度の覚悟しかありません。
自分の意思で、やりがいのある仕事がしたいなら、断固たる覚悟が必要です。あれこれ迷っている間は絶対に独立はオススメしません。
ちなみに、一度自営業なりフリーランスになると、やりたいことが自分で決められ、毎日が楽しくて、やめられません。もう、充実しすぎ!!
がんばれ~
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