2019-06-07

相続を専門業務にしたい。あと特定行政書士になりたい?

「相続業務を専門にして成年後見サポートもしたい。あと、特定行政書士の資格も取りたい」との新人さん。

「ん???」

ここで違和感を感じた人は素晴らしい。それとなく「相続業務と特定行政書士は繋がりは特にないんですけど。」とお伝えしました。

どうやら行政書士ではなく特定行政書士になれば仕事が増えると錯覚されていらっしゃるようでした。また、特定行政書士は行政書士よりもランクが上という印象をお持ちでした。

でも、たぶん特定行政書士になることと仕事が増えることは別問題ですし、特定行政書士が行政書士よりランクが上なんてこともありません。

新人行政書士さんの中には「特定」が付くと特定社会保険労務士や認定司法書士の裁判が出来る等のイメージを持っているのかもしれませんね。ただ、残念ながら違うんですよね。

まぁ近い将来、行政書士業務の王道である建設業許可申請や運送業許可等の仕事をバシバシやるなら特定行政書士の資格を取る価値もあるでしょうが、相続や成年後見を専門にしたいなら、特定行政書士の資格を取るために必要な数万円のお金を相続や成年後見の実務セミナーなどに使った方がプロフェッショナルになれるかもしれません。

それに見知らぬお客様は、特定行政書士だから仕事を依頼するわけではありません。その行政書士の専門性とその人の人柄で依頼を決めるはずです。「特定行政書士」だから依頼されると思うのはあまりにも稚拙かもしれません。

ましてや「行政書士」と「特定行政書士」の違いが世間に認知されているとは言い難いですので、「特定行政書士は行政書士よりも上」みたいな印象で依頼されることを期待するのもどうかと思います。

依頼される為には、それなりの売る仕組みを作るべきです。それに、何度も繰り返しますが、結局は行政手続きのプロフェッショナルとしての専門性と人柄ですからね。

それに、仕事がバンバン入ってくる行政書士さんは、行政書士だろうが特定行政書士だろうが仕事は次から次へ入ってきます。また、全然依頼がない行政書士さんが特定行政書士になったとしても、それで仕事がバンバン増えるわけではありません。経営者である行政書士さんなら当然分かりますよね。

もちろん、法律の勉強を深堀するために特定行政書士になるという高い志は素晴らしいと思いますので、もし「特定行政書士」に興味があったら日本行政書士会のホームページを見てください。詳しく載っていますから。


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