基準が「私」ではいけない。なぜなら
今日も素敵な1日の始まりです。
さて、当事務所では、依頼がこないと悩んでいる行政書士さんや開業したての行政書士さんから集客の悩み相談があると「○○で困っているお客様とか○○してほしいと願うお客様がいるはずなので、○○してみたらどうですか?」とアドバイスを送ります。
でも・・・
残念ながら、アドバイスをした5割ぐらいの行政書士さん、新人行政書士さんから次のような返事がきます。
「参考にさせて頂きます。でも、私だったらそのようなことで悩まないし、私はそのようなことで困らないと思います。だから、私だったらそんな集客はしません」
(少しアレンジしてます)
これ、ブログを読んでいる行政書士さんのあなた、どう思いますか?
集客で悩んでいるはずなのに「私だったら○○なので」と返ってきます。
でも、我々はサービスを提供する側の行政書士であるあなたの意見を聞いているわけではありません。そうではなく「お客様はどうか?」ということを聞いているのです。
なぜなら、あなたにサービスを提供するわけではないから。あなたの考えではなく、お客様の考えを聞いています。
「お客様は〇〇で困っていませんか?」
「○○のサービスがあったらお客様は喜びませんか?」
もう、何度も経験しましたが、依頼がないと困っているので経験上のアドバイスを送るんですが、不思議と「私だったら○○と思うから○○しない」とか「私は○○と考えているから○○しない」とかで、結局、現状のままとなります。
思うに、今まで依頼がないと苦しみながら、ご自身の考えであれこれ試行錯誤してきたはずです。けれども上手く集客出来ずに、その結果、相談されたはずです。それなのに未だに「私だったら」と反応してしまうんですよね。それでは何時まで経っても満足に依頼はきません。
今までのやり方でダメだったからこそ「お客様は○○で困っているはずですから○○してみたらどうですか?」とお伝えしているのです。でも、それを今さら「私は」の一人称では、この先も本当に今までと同じです。
優秀だからこそプライドが邪魔をしているのか、我々の言う集客方法が気に入らないのか、理由はわかりませんが、この際、今までのやり方を捨ててみませんか?「清水から飛び降りる」ではないですが、清水から飛び降りる覚悟で今までのやり方、考え方を変えるのも一つの手です。
集客だけは机上であれこれ考えても、なかなか上手くいきません。行動が大切です。ユニクロの柳井社長の有名な言葉もあります。「十回新しいことを始めれば九回は失敗する。」
あなたは人生で初めて独立して、初めて事務所を経営するんですから、これから山ほど失敗を経験するはずです。我々も今まで失敗だらけです。
でも、経営のプロフェッショナルである柳井社長でさえ、10回試みて9回失敗すると言っているんですから、失敗なんて恥ずかしくないですよ。逆に次への行動の糧になりますので、どしどし失敗して、1回の成功を掴みましょう。
大切なのは、「私」がではなく「お客様」が主語ですよ。あと、行動することです。
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