お客様がみえてますか?
ハッキリ言います。開業してから、とにかく「誰でもいいから依頼して」なんて考えていると廃業の確率が高いです。
あなたに依頼してくれるお客様の顔、想像できていますか?
「誰でもいいから」とか「皆さん」に依頼してほしいと思っている人は、きっとお客様になってくれるターゲット層が絞れていません。絞れていないからこそ、誰でもとか皆さんになってしまうのです。
特に相続業務をやりたい人に多い傾向です。
遺言作成を依頼してほしいと業務を掲げても、遺言を書きたいけど、どうやって書いていいのかわからない高齢者の方々に対してなのか、それとも、親に遺言書を書いてもらいたいと考えている息子さんなり娘さんに依頼してほしいのか?
ここら辺を全く意識していない場合が多いです。両者から依頼がくれば嬉しいなんて思うのは最悪です。
遺言を作りたい高齢者の方々と親に遺言書を作ってもらいたい息子さん、娘さんでは、ターゲット層は全然違いますし、ホームページやチラシに掲載する呼び掛けのコピーも当然違ってきます。
いかがですか?きちんとターゲットを意識して売っていますか?
たぶん、意識してないですよね。「依頼がくればいいんだよ」ぐらいに思っていませんか?
お問い合わせがこない、依頼がこないという人は、ターゲットさえ十分に決めていないことが往々にあります。
では、どうやってターゲットを決めるのか?
例えば、○○の地域に住んでいる、○○で悩みを抱えた、○○年代の男性の方とかです。
でも、これじゃ、まだまだ大雑把で、決められないですよね。
そこで、次のように決めてください。あなたの商品をどうしても売りたい友人、知人を一人だけ決めるのです。もちろん、その友人、知人の顔を思い浮かべてください。
そうすると、見えてきませんか?
○○市に住んで、年収が○○百万円ぐらいで、○○で困っていて、○○の趣味があって、子供が○人いて、住宅ローンを抱えた○○才の男性もしくは女性など、具体的に思い浮かぶはずです。
このようにして、あなたの商品を買ってもらいたいお客様のターゲットを具体的に決めます。そして、ホームページやチラシに、「○○市で○○でお困りな○○さん」と呼び掛けてください。さらに、趣味や生活状況にあった話題をホームページやブログでストーリーを交えて掲載するのです。
こうすることで、あなたが思い浮かべた友人、知人と同じようなターゲット層の人が振り向いてくれます。
きっと「誰でもいいから依頼して」と思っているばかりでは今後も依頼はきません。ターゲットを具体的に決めて、その人に向けてメッセージを書くほうが、よっぽど早く依頼がもらえるはずです。
また、ターゲットを決めると、ターゲットに合った副商品も浮かんでくるはずです。なんだかビジネスの幅が広がってきて楽しくなってきませんか?
ビジネスをするということは、あなたの商品を売らなければいけません。駅前にあるお客様が絶え間なく入ってくるコンビニでさて、きちんと○○層のお客様をターゲットに、と決め商品開発をしています。
コンビニは、色々な年齢層のお客様が来ているため、全くマーケティングをしていないように見えますが、実はマーケティングの最高のプロフェッショナルです。
まぁ、別にコンビニと行政書士事務所を比較してもしょうがないですが、零細である個人事業の行政書士だからこそ、お客様のターゲット層をきちんと決めて、ホームページやチラシでバンバン宣伝しましょうね。
残念ながら、これさえ出来ていない行政書士さんが結構いらっしゃいますので。
応援してます、4月に開業する隣市○○の行政書士さん。実は、この記事は、4月に開業する隣市の○○行政書士さんに向けて書きました。
こちらのブログもご覧ください
同じカテゴリーの前のブログ:
紹介でのお客様がオススメ
同じカテゴリーの次のブログ:
入管業務をする人は準備はできていますか?