食えない行政書士にならないために。これから開業するあなた、開業準備はできてますか?

開業準備

開業にあたって、準備は大切です。

行政書士事務所を開業するにあたり、とくに行政書士会に登録されるまでの約1か月間はワクワクと不安が交互にやってきます。
不安が少しでも解消できればと思い、コネなし、金なし、経験なしで、「人に聞くのもなんだし・・・」というようなことを書き出してみました。

でも、お金がない、やりたい業務がない、行政書士試験に合格することが目標だった、マーケティングの習得はしたくない、家族の理解が得られるか心配という人は、悪いこといいません、お金がないのは仕方がありませんが、開業してから「依頼がない」「こんなはずではなかった!!」と本人のみならず、家族が不安にならない為にも、マーケティングを学んで、準備をしっかりしてから開業しましょう。

マンションでの自宅開業ですが、登録できるでしょうか?

行政書士登録する際の、悩みの種は、自宅開業にするか賃貸で事務所を借りるかで迷うことです。自宅開業で申請する場合、生活の根拠となる部屋と事務所の部屋が明確に分かれており、玄関から生活する部屋を通らずに事務所の部屋へ行けることが前提で、机、イス、電話、FAX、パソコン、書類を保管する鍵のかかる棚などの事務用品があり、要件が揃っていれば開業申請は通るかと思います。賃貸ですと大家さんか不動産屋からの行政書士事務所で使用しても可能という承諾書が必要になります。

ただ、公団や県営、市営等の団地では、営業できませんので、注意が必要です。あと住宅金融公庫から融資を受けている賃貸マンション等は、借りられたとしても不動産屋さんから事務所経営の許可はほぼおりません。必ず不動産屋さんに聞いて確認してください。

女性の一人暮らしの自宅兼事務所となると別の注意が必要です。

行政書士事務所だからと言って、アポなしでドアのチャイムがなって「相手を確認することなく出る」ことは避けた方が良いかもしれません。しつこい営業だったりします。
そんなときは、ドアモニターです。お勧めは、Panasonicの『ドアモニ』で、Amazonやビックカメラで販売しています。ドアに穴を開ける必要がないため簡単に設置できます。
私の場合、子どもが小さいので自宅に付けていますが、かなり重宝しています。たまに宗教の勧誘らしき女性2人が来てますし。

開業費について

開業費用は「できるだけ節約」が基本です。
開業するには概ね次のような費用が必要になってきます。

事務所開業経費(概要)

  1. 登録費用(入会金、収入印紙等の概算)・・・25万円
  2. 証明(顔)写真・・・4千円
  3. プリンタ・・・1万5千円
  4. 職印、ゴム印・・・1万円
  5. 行政書士賠償責任保険・・・1万円
  6. 支部の会費1年分・・・1万円

私がお世話になっている先生の所属している支部ですが、新規入会時に支部会費とは別に「支部協力金」として10万円ほど必要だったと言うことです。開業を予定している方は資金の準備のために、所属するであろう支部長に事前に確認したほうが良いかも知れません。予定していない資金が急に必要になると慌てますからね。

どれくらいの資金が必要なの?

事業費としては、行政書士会への登録料やその他、交通費や切手代など細々したものを含めて、開業後約4か月で実際に35万円ほど使っています。ちなみに、行政書士会への登録料の税申告は、9月開業で、20万円を5年(償却率0.200×4ヶ月分/12ヶ月)で減価償却しています。

また、業務を行っていく上で、行政書士賠償責任補償制度(保険)に加入したり、会社設立を業務にする場合、電子定款作成・認証の準備費用、外国人関係を扱う場合は申請取次の受講料3万円も必要になってきます。

できれば1年ぐらいは仕事の依頼はなくても普通に生活できるくらいの預貯金は準備した方が良いです。
開業当初、登録料をはじめ、国民健康保険、国民年金、住民税など容赦なくお金がバンバン出ていきますが、入ってくるお金は微々たるものですから。預貯金があると心の安定にもなります。

余談ですが、電子定款作成・認証に必要な電子証明書は市町村役場で発行する公的個人認証カードにしました。公的個人認証なら市町村窓口でマイナンバーカードとセットで作れますし、公的個人認証サービス対応ICカードリーダライタがAmazon等で3,000円ぐらいで安かった記憶があります。
あと、PDF作成ソフトは、Adobe Acrobat standardとSkyPDF Professional20×× for Legalがあり、Adobe Acrobat standardを買いました。でも、さすがにAdobeは高いです。

その他、事務所を借りるのは仕事がある程度受注されてからでも遅くはありません。
自分の場合は、毎月の生活費として自宅の家賃10万円、食費、国民健康保険料(税)、国民年金、保育園料、生命保険代、子供の学習塾、おもちゃ代等々を含め20万円、事業費として事務所維持費、広告費などで数万円ほどかかっています。

顔写真について

行政書士会に登録申請する際に履歴書に顔写真5枚ほど添付します。また、その他に取次申請登録をお考えの方も顔写真が2枚ほど必要になります。

「じゃ、その顔写真は手っ取り早く駅前に設置してある証明写真ボックスでササッと撮ってしまおうか!!」と考えたあなた、ちょっと待ってください。せっかくなら写真屋さんでプロが撮った顔写真を提出しましょう。

別に行政書士証や会員証を誰かに見せるというわけではありませんが、のちのち名刺やチラシ、ホームページにも顔写真を掲載するかもしれません。その場合、証明写真ボックスの顔写真よりもプロが撮った顔写真のほうが断然見栄えがいいですし、綺麗に撮ってくれます。名刺やチラシ、ホームページに掲載した写真がプロ仕様の顔写真だとお客様の最初の印象が違ってきますしね。

それにCDで保存してあれば、あとで追加で注文もできますので、プロが撮った顔写真、おススメです。

事務所について

最初は自宅兼事務所をお勧めします。いきなり賃貸で事務所を開設すると、次のような費用がかかります。開業当初ですので、かなり痛い出費を覚悟しなければいけません。

  1. 敷金、礼金、仲介料、火災保険代、駐車場代、来月分家賃
  2. 電気代、ガス代、上下水道代、電話回線費用、プロパイダ費用
  3. 事務机、椅子、本棚、冷蔵庫、書類箱、ソファー、電話、カーテン、エアコン

上記の費用のほかに、先ほども書いたように、国民健康保険料(税)、国民年金、住民税など次から次へお金が減っていきます。自宅ではどうしても無理という方以外は自宅兼事務所がいいでしょう。

ただし、女性の方や小さいお子さんがいらっしゃる方は無理をしてでも事務所を別に借りた方が安心かもしれません。いろいろな営業がきたり、土曜日、日曜日を問わずいきなり訪問されたりすると少々恐怖を感じるかもしれません。

事務所名について

行政書士事務所の事務所名は、行政書士○○事務所、○○行政書士事務所(○○は氏や名)が一般的です。最近は国際行政書士と名乗る方も見受けられます。私の場合、開業する前は「行政書士 ○○法務事務所」にしようかと真剣考えてましたが、耳で聞くと「Home」に思えたのでやめました。
あと、法務は司法書士事務所も使っているところが多いので、混乱すると嫌なのでやめました。

ただ「事務所名だけでもこだわりたい」という方もいらっしゃると思います。でもそのこだわりは、お客様にはなんら関係ありませんし、お客様にとって事務所名は特に関心はありません。あと、こだわった末に長い事務所名を付けてしまうと後々ホームページのドメイン取得の際やSEO対策の際にちょっと失敗したかなって思ったりします。

事務所名は、誰が聞いても聞きやすく、わかりやすい名称が良いかもしれません。

事務所移転のある人は・・・

開業当時は事務所は自宅にするのをお勧めですが、数か月経つと自宅兼事務所よりも外で賃貸して事務所を構えたほうが便利になったりします。
ただし、事務所を移転する場合、所属書士会に変更届を提出する必要があります。
その際にはもちろん手数料がかかりますのでご注意を。

手数料等については、各都道府県書士会にご確認ください。事務所を移転する場合、あらためて部屋の写真を提出します。また、顔写真も行政書士証と会員証も作り直すため、新たに必要となります。詳しくは各行政書士会のホームページなり事務局にお電話でご確認を。

事務用品について

事務所を開設するにあたり、次のような最低限必要となるものがあります。

パソコン、プリンタについて

事務所にはデスクトップパソコン1台を置いて、外で打合せをする際にはipadを使っています。また、最近はAmazonのプライム会員になってFireタブレット8Gを4,980円の格安で購入できたので、それを使っています。

プリンタも最初はスキャナーを備えたインクジェット複合機で1万円ぐらいのプリンタで十分です。仕事がバンバン入ってきたらレンタルすれば良いでしょう。
最悪、A3などはコンビニでコピーするのですが、用紙の取り忘れには最大限の注意を払いましょう。何度も何度も取り忘れがないか確認することは必須です。

文書作成、計算ソフトについて

新しいものを買う必要はありません。Microsoft Officeのソフトが高価であれば、クラウド版もしくは激安のKingSoftのOffice、または無料で使えるソフトを活用しましょう。

  1. マイクロソフトのOffice365(クラウド)(有料)
  2. KingSoftのOffice(安価)
  3. ApacheのOpenOffice(フリー)
  4. Googleドキュメント(フリー)
  5. LibreOffice(フリー)

おススメ無料ソフト

私が良く使う無料のソフトです。ただし、使用については自己責任です。

  1. 無料とは思えない優秀なウィルス対策ソフトです。【avast! Free Antivirus
  2. 録音データの書き起こし作業のための「音声書き起こしエディタ」【RECAIUS
  3. illustratorのような【Inkscape
  4. Photoshopのような【GIMP
  5. 無料で使えるメルマガソフト【acmailer

電話・FAXの契約について

業務で使用するメインの電話番号は携帯電話は避けましょう。サブや転送で使用するなら大丈夫ですが、事務所のメインの電話番号が090とか080だと悪徳金融ローンを想像させ、あまり良いイメージがありません。また、電話回線は次のような3回線分をお勧めします。

NTTでは光電話にすると2回線まで格安で契約できます。その他、インターネットのプロパイダでもIP電話回線を格安で貸してくれます。
自分の場合はプロパイダは「ぷらら」を使っています。

  1. 自宅専用固定電話(NTT光電話)
  2. 事務所専用固定電話(NTT光電話)
  3. ファックス専用電話(プロパイダIP電話)

転送が必要な場合は、NTTのボイスワープが利用できます。ただし、かかってきた電話でも事務所専用固定電話から自分の携帯電話までは通話料が自分もちなので、しつこい営業電話が転送されたり、事務所の電話機がFAX兼用だとファックスを転送されたら電話代が思いのほか高くついてしまいます。

ファックスDMの転送をさけるためにもファックスは別回線をお勧めします。



職印について

登録申請すると行政書士会から印鑑屋さんの斡旋を受けるのですが、ちょっと価格が高かったので、自分の場合は経費が少しでも安い方がいいと思い、ネットショップで注文しました。私が購入したのは、薩摩本柘 21.0ミリ(天丸)、書体は篆書体です。連名で押印するときに、24.0ミリは大きすぎるかなと思い21.0ミリにしました。行政書士会から斡旋される印鑑屋さんも信頼があり良いと思いますので、費用か信頼かの違いでしょうか。

職印は、登録時に行政書士会に届出が必要です。行政書士会により、大きさが19ミリのみと指定されている場合がありますので、購入する前に必ず登録する行政書士会に確認しましょう。

あまりに安すぎる職印は、持ち歩いたり、使っているとかけたりするかもしれないので、ほどほどに。もし欠けたりすると再度買い直して会への再登録が必要です。10年保証をしているお店もあるので、そういうお店を選びましょう。行政書士会への再登録はたしか有料だったような・・・。



鍵のついた書類箱について

鍵のついた書類箱には、事務所が狭いので大きなものは無理なのでナカバヤシ A4レターケースを使い、鍵のかかる引出しには、職務上請求などの重要書類や職印などを入れています。

名刺について

名刺はちょっと工夫して「二つ折り名刺」はいかがでしょうか。初対面の方々との名刺交換のチャンスは、たった一度しかありません。そのチャンスを普通の1枚ペラの事務所名、氏名、業務名が書いてあるだけの名刺ではもったいない気がするのです。

1枚ペラの名刺では、あなたのことは十分に表現できませんし、プロフィールを載せたり、扱う業務の詳しい内容、事務所へのお問い合わせのメリットなど、掲載すべき事項はたくさんあるのです。それらが掲載できるのは「三つ折り名刺、二つ折り名刺」です。

また、名刺に顔写真がないと半年後には「この人、どんな人だっけ?」なんて、すっかり忘れられてしまいます。でも顔写真が掲載してあれば、名刺を見返してもらえさえすれば雰囲気だけでも思い出してもらえます。名刺の顔写真は侮れません。

重要なのは、決して名刺をおろそかにしてはいけないということ。開業当初は、あまりお金もかけられません。「名刺なんてお金をかけてまで作るのはちょっと・・・」と考えてしまうのも分かります。でも、名刺は集客にとって重要な武器です。「たかが名刺、されど名刺」。
名刺であなたの第一印象とその後の印象が決まるかもしれません。

三つ折り名刺、二つ折り名刺はこんなにメリットがあります

  1. 顔写真だけでなくプロフィールも掲載できる
  2. 取り扱う業務について、内容まで詳しく掲載できる。
  3. お問い合わせをしたくなる仕組みが作れる
  4. あなたの事務所に依頼するメリットが掲載できる
  5. 実は結構捨てられにくい

そうそう、最初のうちは支部の方々と交換するとかなりの枚数が必要です。
また、業務が増えて、名刺に書く内容も少しずつ変わってきます。
三つ折り名刺や二つ折り名刺、1枚ペラの顔写真あり、顔写真無しなど事前に何種類か作っておき、渡すときに相手に合わせて渡す名刺を変えてみるのも良いかもしれません。


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領収書について

東京都行政書士会の場合に入会すると、事前に申し込む形で認証式の日に領収書の販売があります。2枚複写で1枚を保存する形になります。
行政書士業務の場合、収入印紙は「印紙税法第5条別表第1、17号の規定により非課税」となっていますので、収入印紙を貼る必要がありません。

開業届の提出のために税務署へいきましょう

行政書士登録が完了し、開業も済み少し落ち着いた頃に税務署に「個人事業の開業・廃業等届出書」と「青色申告承認申請書」を提出しましょう。
ここで、忘れてはいけないのは、必ず両方ともコピーを取り、税務署に提出する際に原本とコピーの両方に届け出印をもらいましょう。あとで通帳を作ったり、税理士に税申告を依頼する場合に役立ちます。

あと、県により違いますが「開業(廃業)事務所等設置(移転・廃止)報告書」を県税事務所に提出する必要があります。一度ご確認を。なお、東京都は必要ありません。

事業用の預金通帳について

大手銀行や地方銀行、信用金庫では、開業前に事業用の預金通帳は簡単には作成してくれません。比較的作りやすいのはネット銀行です。
ただし、条件として事業用預金通帳を作る前に個人(私用)の預金通帳を作る必要がある場合が多く、行政書士会に登録申請している間に個人(私用)の預金通帳を作っておき、登録が完了したら事業用の預金通帳を作るという方法が良いかもしれません。

開業後は、大手の銀行でも比較的簡単に事業用の預金通帳を作ってくれるところもありますので、一度お近くのメガバンク等にお問い合わせしてみてください。そうそう、三井住友銀行はお勧めかも。三井住友ダイレクトも作れました。みずほ銀行にも聞いたのですが、ちょっと時間がかかるそうなのでやめました。

初めのうちは通帳は1冊あれば十分ですから。

集客について

集客については、きっと誰もが一度は本当に苦労します。このホームページでは、またか!!としつこい位に集客について書いていますが、自分では、もう頭の中が「経営=集客」と思えてくるほどです。コネなし、金なしの場合、やることは限られるかもしれませんが、最低でもマーケティングを習得して、まずはホームページを作成することから始めてみましょう。

事務所のホームページ

ホームページを開設したからといって、そこからすぐに依頼がくることはありません。どうしても認知度、経験が足りないのです。依頼者も少なからず認知度、そして経験を重視します。最初は知り合いからの依頼や支部の行政書士の先生のお手伝いがメインになってきます。

開業してホームページを公開すると「SEO対策しませんか?」と頻繁に営業電話がかかってきます。
でも業者に依頼してまで「お金をかけるSEO対策」なんて必要ありません。SEO対策をしていないサイトでも依頼が来る人はくるし、SEO対策をしても来ない人はこないです。SEO対策にお金をかけるぐらいなら、そのお金で休日に旅行にでも行った方がお勧めですし、本当にSEO対策が必要と考えるなら最初はGoogleやYahooのPPC広告の方が効果があります。

また、ホームページが自作できないし、業者に頼むほど資金がないという方は、ブログから始めましょう。顔写真掲載のブログの方が集客力はあります。ホームページやブログからは「即、契約」にはなかなかつながりませんがお問い合わせはきます。きっとブログを読んでる依頼者は、あなたの人柄をみています。たぶん、それが一番効果のある宣伝です。

あきばれHP 開業支援パートナーズ【相互リンク】

高い費用をかけるSEO対策は不要です。絶対に引っかからないでください。
高いSEO対策に費用をかけるぐらいなら、GoogleやYahoo!のPPC広告にお金をかけてください。

以下は悪徳業者に関するニュース等のリンクです。

MSN産経ニュース 検索エンジン最適化「SEO」狙われる小規模事業者

セミナー参加での・・・

開業すると無料、有料を問わず、同業セミナーや異業種セミナーのお誘いがたくさん来ます。会社組織とは違い、自営業は基本的に1人ですから結構さみしいものです。それで「仲間を増やしたい、仕事がもらえるかも」とつい高額セミナーに参加してしまいます。

ですが、高額セミナーに参加して名刺交換をしても、きっと仕事は回ってきません。
セミナーで名刺交換する際にどんなに「仕事くれくれ光線」を発したとしても、名刺が50枚、60枚・・・100枚集まっても、結果は知れています。

当然のことです。セミナーに参加する方々は、あなたに仕事を回してもらいたいから参加しているのであって、あなたに仕事を回してあげるために参加しているのではありません。仕事くれくれ光線もここではたぶん効果は薄いでしょう・・・。特にひよこ狩り高額セミナーには気を付けましょう。

チラシについて

チラシは地域密着の手段として、ホームページと同じように欠かせない集客手段です。
でもチラシをポストに入れると苦情を言われるのではないか、誰も読んでくれないのではないかと思いチラシ配布を躊躇する人も多いのも事実です。
しかもご自身の顔写真が載ったチラシが市内に数千枚、数万枚配布されるなんて想像しただけでも恐ろしいです。そんな理由からなかなかチラシ配布に踏み切れないことは、たぶん皆さん同じではないでしょうか?

見守りチラシ

でもでも、それではなんだかもったいない気がします。せっかくの集客手段が一つ減ってしまうのです。
ダイレクトメールもお金がかかるし、FAXDMだとすぐに苦情がくるし、チラシは恥ずかしいし・・・。それに、たぶん配布しても反応はほとんどないし。
「あれもダメ、これもダメ」と言っているうちは、なかなか集客もできません。

ここはぜひ、「チラシで勝負」ぐらいの気持ちで市内に3,000枚ぐらい配布してみてはいかがでしょうか?
インターネットでよく「チラシは1万枚配布したら1件お問い合わせがあるかないか」と拝見します。残念ながらそれは事実でもあります。ですので3,000枚配布しても、最初は全然反応はないかもしれません。

ですが、「やっても無駄」と考えるか「1件でもお問い合わせがあるなら配布しよう」と考え実践するのでは、今後の集客に大きく影響します。

私はお勧めします。
もし、まだチラシを配布していないならチラシを配布しましょう。そして地域密着の行政書士事務所として、例えば「相続、遺言」と言えば「○○行政書士事務所」でしょ、ぐらいに言われるようにするのです。

ぜひ、チラシ配布を検討してみてください。

チラシの効用

チラシと言えば、繰り返しますが、インターネットでよく見かけるのが1万枚配布したら「お問い合わせが1件あるかないか」です。これを見て、「チラシなんて効果ないじゃん」なんて思ったら時期尚早です。たぶん誤解しています。

チラシの良いところは、ポストに一旦入れると家主は必要なもの、不必要なものにいったん仕訳しないと捨てられない為、どんなチラシといえども必ず「ちら見」ぐらいはしてくれます。そう、必ず「チラ見」してくれるのです。

だだし、残念ながら期待したほど効果がないと感じるのは致し方ありません。なにせ1万枚配ったら1件お問合せがくればいいところでしょうから。
だからと言ってチラシ配布なんて意味がないとか、やる価値はない、なんて考えるのは大間違いです。
チラシは集客ツールとして今も昔も重要な武器です。決してあきらめずに実践してみてください。

まずは3,000枚のチラシを配布して、お問い合わせが0件だったとしても、それは「○○地域にチラシを配布して0件の結果が得られた」と考えてください。1件でもお問い合わせがあった場合も同じです。「○○地域にチラシを配布して1件の結果が得られた、もしくは2件の結果が得られた」と考えるのです。そしてなぜ0件だったのか、なぜ1件もしくは2件だったのかを考えて、次のチラシの配布の修正課題とするのです。
これがチラシ作成にとって非常に重要なことです。

郵便局のチラシ

また、チラシのメリットと言えば、郵便局やスーパーなどに格安で設置させてもらえることでしょうか。

私の場合、開業以来、チラシは行きつけの床屋さん、歯医者さんに置かせてもらっていました。また、有料(3,150円~/月)ですが、市内の郵便局にも置かせてもらっていました。入口付近の広告専用ラックです。
郵便局には今まで、「相続・遺言」と「会社・NPO法人設立」のチラシを置きましたが、「相続・遺言」の方が枚数は減っていました。実際に公正証書遺言のお問い合わせがありましたので、興味のある人は持って行ってくれるみたいです。

もし、チラシを自作すると

私の場合、チラシはillustratorとPhotoshopで自分で作成して、印刷は格安ネット業者で印刷、チラシの配布は専門のチラシ配布業者にお願いしています。内容は次の通りです。

  1. チラシ作成:自分でillustratorとPhotoshopで作っているため0円
  2. 印刷:A4片面カラー、コート紙90k、3,000枚印刷で8,500円弱
  3. チラシ配布:1戸1枚5円、マンションのポスト1件1枚4円で20,000円弱

予算としては3,000枚の印刷費用+チラシ配布業者への支払いで1回実施するごとに30,000円弱かかります。
印刷は枚数が多いほど単価が安くなりますが、配布を重ねるごとに内容も少しずつ修正したくなります。
ですので、1回につき、3,000枚~10,000枚ぐらいが妥当かと思います。あと、用紙はコート紙73kでも問題ありません。お問い合わせに用紙の厚い、薄いは影響しません。新聞に入っている広告はコート紙73kらしいです。それに、その方が安いですし、お勧めです。

新聞広告の憂鬱

たまに、「新聞に広告を載せませんか?」と営業電話が来るのですが、その値段の高さがすごいです。某大手新聞の一例を挙げてみると、次の通りです。ちなみに夕刊です。

  1. 横 47ミリ×高さ53ミリ・・・31,500円
  2. 横 94ミリ×高さ33ミリ・・・52,500円
  3. 横 94ミリ×高さ66ミリ・・・105,000円
  4. 横188ミリ×高さ66ミリ・・・210,000円

費用対効果は知りませんが、たった1日のしかも日付指定の夕刊です。
現在、新聞離れと言われている中、この値段で広告を出す事務所があるのでしょうか?もしそんな事務所があったらすごすぎます。ものすごくうらやましい。

リスティング広告はどう?

PPC広告はGoogleやYahooの検索結果画面に表示されるクリック課金の広告ですが、ブログやホームページを公開して広告などを貼る付けるとGoogleやYahoo、それら代理店から「広告載せませんか?」と営業してきます。

広告を載せればクリックされる確率は高いのでしょうが、クリックしてもそれなりの内容のホームページなら良いのですが、そうでなければクリックされるだけで、高い広告費を払わされて終わってしまいます。

PPC広告も当然のように「掲載しても全然成約がない」という批判があります。それはきっとホームページの内容が充実していないからかもしれません。月3万~10万円ぐらいはかかりますが、それなりのホームページができたと確信したら、ターゲティング機能(地域限定配信)を使い、まずは1、2ヶ月試してみるのも面白いかもしれません。

ただし、それなりのホームページでない限り、広告を掲載しても成約率は上がりません。最悪、SEO業者ばかりが営業電話をするためにクリックしてきます。クリックされる確率が高い=成約率が高いではありませんので、お気をつけくださいませ。

かかってくる営業電話について

日本行政書士会の会員名簿に登録されるとその日のうちに営業電話がかかってきます。しかも相当しつこいです。

かかってきた例

取材商法

芸能人が取材にくると言って取材費用を請求してくるものが2社ほどから電話がきました。いわゆる取材商法です。聞いたこともない雑誌に掲載されて、しかも取材なら取材を受ける方がお金をもらえるはずなのに、なぜか60万ほど支払いを迫られるそうです。「それは正確には、広告費といいます。」
ただ、残念ながら芸能人会いたさなのか、事務所開業当初で「取材」と言われてつい受けてしまうのか、かなりの事務所で取材を受けていらっしゃいます。
また、それらを堂々と「取材されました」なんてホームページに載せている方もいらっしゃいます。でも、それって自ら「取材商法に引っかかりました」って言っているようなものです。
まぁ、その人が満足しているならそれはそれで全然構いませんが、事務所の広告費とはいえ、開業当初にこの値段はきついですよね。

法律書籍販売

事務所に販売に来ると言い出します。万単位の書籍の購入を勧められます。
しかも加除式の本で、更新費用も更に追加でかかります。
ですので、最初に買っても依頼が来ないと使い道がほとんどないので、必要になってから購入することをお勧めします。買う前に同じような内容の書籍が図書館にないか確認してみましょう。

SEO対策関連(検索エンジン最適化)

これが一番多いです。色々な会社から電話がきます。相当しつこいです。あの手この手で3年~5年のリース契約を迫ってきます。効果があるのは最初だけです。
しかもホームページに手を加えるのではなく、外部リンクをするだけのとこもあります。また、検索キーワードが「3つで20位以内」なんてふざけたことを言い出します。「1キーワードで3位以内」なら良いのですが、結局、上位表示、上位維持は不可能です。
最悪、毎月3万円~5万円ほどのリース代を5年間ぐらい支払う羽目だけになります。全く良いことはありません。残るのはローンの支払いと後悔だけです。

かかってくる営業電話には、くれぐれも注意しましょう。話しこまないことが一番重要です。
営業でかかってくる電話にろくなものはありません。
必要がない場合は、はっきりと「必要ありません」とお断りしましょう。
万が一承諾してしまうと、関連会社に名簿が回り、次から次へと営業電話が頻繁にかかるようになります。
「いりません。お断りします。」が大切です。個人事業主はクーリング・オフは使えませんからね。

行政書士が実際にしているお仕事

次の業務は日本行政書士会連合会が暮らしやビジネスに役立つ相談として掲載しているものです。概ねこの中から自分でできそうなもの、得意そうなものを絞って専門でやっていくのが望ましいと思います。
でも半年ほどは依頼はきませんからその間に実務の勉強をするのもいいかもしれません。

暮らしに役立つ相談

  1. 遺言・相続・・・遺言書作成、遺産分割協議書作成、相続財産の調査
  2. 契約書・・・交通事故に関する手続、土地、建物、金銭の契約書類作成
  3. 自動車登録・・・自動車のナンバー変更、名義変更
  4. 日本国籍取得・・・帰化申請手続き
  5. 土地活用・・・農地転用
  6. 内容証明・・・内容証明郵便、公正証書の書類作成

ビジネスに役立つ相談

  1. 外国人雇用関係・・・外国人を雇用するための入国管理局への申請
  2. 法人関連手続・・・法人設立の手続(登記申請除く)、事業運営の支援
  3. 許認可申請・・・建設業、運送業、飲食店等の許可申請手続き
  4. 中小企業支援・・・知的資産経営導入、知的資産経営報告書作成
  5. 知的財産権の保護・・・文化庁への著作権の登録申請、財産券の保護
  6. 電子申請・電子調達・・・電子署名が必要な電子申請業務

業務の内容については日本行政書士会連合会(別窓)でご確認ください。
非常に分かりやすく説明されています。

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